犬の手作りごはんにサプリは必要?

サプリ・フードと手作りの併用

犬の手作りごはんで心配なのは栄養のバランスではないでしょうか?

私は先代犬の病気のため、手作りごはんのことを全く知らない時に作らなければならない状況になり、栄養は大丈夫なのか本当に心配でした。(詳しくは犬の手作りごはんの始まり① – 腸リンパ管拡張症をご覧ください)

その後、不足しがちな栄養素はカルシウム・亜鉛、ということを学びました。

二代目ノアのごはんを作り始めてからもより良いごはんを作りたくて資格を取ったり講座に参加したりしていますが、私の住んでいる地域で区役所主催の犬の手作りごはん講座があったんです。その時は、犬の手作りごはんの教室を区役所が主催で開催するなんて、時代は変わったな~、と思ちょっと感動いたしました。講師は地域の獣医さんと自然食レストランを営んでいる女性で、獣医さんから基本の講義を受けて、その後レストランオーナーの女性の先生と一緒に実際に作ってみて、みんなで食べてみる、という講座でした。

獣医さんは講義の中で、毎食全て手作りにすることを試そうとしたけれど、手作りだとどうしても不足する栄養素が2つありました、とおっしゃっていました。その栄養素がカルシウムと亜鉛だったんです。そういうわけで、講師の獣医さんは手作り食はご褒美程度にあげて、メインは総合栄養食であるドッグフード、という立ち位置でお話されていました。

もう1人の講師のレストランオーナーの女性は自分のわんこには手作り食しか与えていない、という方で、獣医さんの講義の後、集まった生徒に調理を教えてくださいました。私たちのグループに来て座って一緒に食べてくれたのでチャンスだ!と思い、「カルシウムはサプリなど与えてますか?」と個人的に聞いてみました。先生は「私はあげてないです。出汁を取った後の煮干しをおやつにあげたりしてます」と言っていました。

1つのクラスを教えている2人には微妙にそのような意見の違いがあったのですが、そこは大人な2人なので尊重しあってこのクラスが実現したんだろうなぁ、と思いました。女性の先生はその獣医さんのところで定期的に自分のわんこの血液検査をしている、とのことでした。

私は栄養のバランスという意味でも、災害が起きた時など緊急時のためにもドッグフードをも食べてもらいたいので、良い内容のドライフードを選んで、朝はお野菜トッピングで食べてもらっています。

夜は手作り食ですが、カルシウムと亜麻仁油、クリルオイル、ビオフェルミン半錠を入れております。先代犬がガンで亡くなっているので、必須脂肪酸を摂らせたい、と思って最初は亜麻仁油だけかけていたのですが、ペットフーディストの会報誌で、亜麻仁油はEPAやDHAへの変換率が低い、と書いてあり、そうなの?!と思ってクリルオイルも入れるようになりました。そちらは液体だと酸化しやすいので錠剤であげております。

真ん中の赤い粒がクリルオイル、お隣がビオフェルミン半錠、白い粉がカルシウム。亜麻仁油もたらしてます。

亜鉛はレバーに多く含まれていますので、そちらも取り入れております。摂りすぎは注意ですが、同じく不足しやすい銅も含んでいるので、良い食材かと思っております。

完璧なごはんは人間でも難しいですし、毎回栄養バランスばっちりなごはんを食べている人も少ないと思いますが、個人的にはノアの食の楽しみと栄養のちょうどいいバランスを見つけていきたいなぁと思っています。

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