はじめに
「トッピング → 主食を置き換える」と少しずつ進めてきたら、いよいよ完全手作りごはんに挑戦してみましょう。
「フードを使わないで手作りって難しそう…」と思うかもしれませんが、基本を押さえれば大丈夫。今回は初心者さんでも作りやすいレシピと注意点をまとめました。

完全手作りごはん(小型犬・体重5kgの1食分目安)
材料
- 炊いた白米:30g
- 鶏むね肉(皮なし):50g~60g
- にんじん:10g
- ブロッコリー:10g
- かぼちゃ:15g
- オリーブオイル:小さじ1/4

作り方
- 白米は柔らかめに炊いておく
- 野菜はよくゆでて小さく刻む(ブロッコリーの茎を使う場合は皮を剥いて)
- 鶏むね肉をゆでて食べやすくほぐす
- 全部を混ぜ合わせ、仕上げにオイルを少し加えて完成!
👉 ポイントは「消化しやすい形」にしてあげること。

栄養バランスの基本
完全手作りごはんにするときに意識したいのは、
- 主食(炭水化物):白米・さつまいも・じゃがいもなど
- 主菜(タンパク質):鶏肉・魚・卵・豆腐など
- 副菜(野菜・果物):にんじん・かぼちゃ・小松菜・りんごなど
- 脂質:オイル類(オリーブオイル、亜麻仁油など少量)
このバランスを「人間のごはんの定食イメージ」で考えるとわかりやすいです。炭水化物:野菜:お肉かお魚の割合を1:1~3:1の見た目で考えて作ります。私も最初は本やネットで調べて同じ分量をきっちり計って作っていましたが、今ではお肉だけだいたいの重さを計って、目で見た感じで同じ分量か少し多めのお野菜を切って一緒に調理して炊いたご飯を30gくらい混ぜる、みたいな作り方が定着してきています。

注意したいこと
- いきなり完全手作りにせず、数日〜1週間かけて少しずつ移行
- **危険食材(ネギ類・チョコレート・ぶどうなど)**は絶対に与えない
- 長期的に完全手作りを続ける場合は、サプリやカルシウム補強を考える
- 健康状態や年齢によっては獣医師への相談もおすすめ(定期的な健康診断や血液検査など)
私は不足しがちなカルシウムの粉を少し毎回足してます。あと、クリルオイルの粒とビオフェルミン半錠も入れています。ビオフェルミンは長生きしたワンちゃんにビオフェルミンをあげてた、とお散歩で出会った方が言っていたので真似してるだけなんですが。。。笑 クリルオイルはペットフーディストの冊子に『クリルオイル500㎎で魚油800㎎を投与したのと同程度の血中EPA,DHA濃度に達することが研究で示されていて、1.6倍程度の吸収率があると言える』と書いてあるのを読んでから定期で購入し始めました。天然の抗酸化物質であるアスタキサンチンを豊富に含んでいて、脳や神経系の健康目的にも良い、とのことです。

検査に関してはノアも血液検査をした時に少~し腎臓の数値が高めだったので、タンパク質多めのフードが原因になることもありますか?と、獣医さんに聞いたり、思い当たる内容を調整しました。人間同様、個体によっての体質もありますので検査は定期的に行いたいですよね。

バリエーション例
- 鶏むね肉+かぼちゃ+にんじんごはん
- 白身魚+さつまいも+小松菜ごはん
- 豚もも肉+キャベツ+りんごのごはん

まとめ
完全手作りごはんは「愛犬のためだけに作る特別ごはん」
最初はシンプルでOK!少しずつレパートリーを増やしていきましょう。
慣れてくれば、愛犬の体調や季節に合わせてオリジナルレシピも作れるようになります。

👉 次の記事では「手作りごはんを続けるための工夫(保存・時短・栄養管理)」も紹介予定です