「犬に絶対NG!手作りごはんの危険食材リスト」を前回ご紹介しましたが、「では、実際に何を与えれば安心なの?」と気になった方も多いと思います。この記事では、犬に安心して使える食材をまとめてご紹介します。ペット栄養管理士・ペットフーディストとしての知識を踏まえ、与える際の栄養ポイントや注意点も解説します。
犬に安心して使える食材の基本的な考え方
- 基本的に「人間が健康に食べられる食材」は犬も多くが安心して食べられます
- ただし「与える量」「調理法(加熱・刻む)」を工夫することで消化吸収がスムーズに
- 味付けは不要、素材そのままの風味で十分
犬に安心して使える食材リスト
🥩 肉類(たんぱく質の王様)
- 鶏肉(胸肉・ささみ)
高たんぱく・低脂肪で消化しやすく、初めての手作りごはんにおすすめ。 - 牛肉(赤身)
鉄分・亜鉛が豊富で体力回復に役立ちます。脂肪分は控えめに。 - 豚肉(ヒレ・もも)
ビタミンB群が豊富で疲労回復に◎。しっかり加熱してから与えましょう。 - 羊肉(ラム)
アレルギーが少ないたんぱく源として人気。
👉 注意点:必ず加熱、大きい脂身は取り除きます。

🐟 魚類(DHA・EPAが豊富)
- 鮭:アスタキサンチンで抗酸化作用。必ず加熱。
- 鱈:低脂肪で消化にやさしい白身魚。
- 鰤・鯖:DHA・EPAで脳と心臓に良い。骨はしっかり除去。
- しらす:カルシウム補給に便利。塩抜きしてから。
👉 注意点:必ず加熱、骨や塩分に注意。

🥦 野菜(ビタミン・食物繊維)
- ブロッコリー:ビタミンC・抗酸化成分が豊富。細かく刻むと◎。
- にんじん:βカロテンで目や皮膚の健康に。すりおろすと吸収率UP。
- かぼちゃ:食物繊維とビタミンEでお腹にやさしい。
- キャベツ:消化を助ける酵素。与えすぎはお腹を壊すので注意。
👉 注意点:硬い野菜は必ず加熱、またはすりおろして。

🍎 果物(おやつ代わりに)
- りんご:整腸作用あり。種は必ず取り除く。
- 梨:水分補給に。すりおろすと食べやすい。
- バナナ:エネルギー補給に◎。与えすぎるとカロリー過多に。
- ブルーベリー:抗酸化作用が期待できるスーパーフード。
👉 注意点:果糖が多いので与えすぎは肥満の原因に。

🍚 炭水化物(エネルギー源)
- 白米:消化しやすくエネルギー源に。おかゆ状にすると胃にやさしい。
- さつまいも:食物繊維でお腹スッキリ。与えすぎるとおならが増えることも。
- かぼちゃ:主食の補助に。甘みがあるので犬も喜びやすい。
- オートミール:食物繊維とビタミンB群が豊富。少量を加熱して。

犬に与えるときの調理の基本
- 肉・魚は必ず加熱し、骨は取り除く
- 野菜は細かく刻むかすりおろし、加熱して消化を助ける
- 果物は少量を生で与えるのがおすすめ
- 基本的に味付けは不要(水やスープで風味を足す程度)

まとめ
犬に安心して使える食材を知っておくと、毎日の手作りごはんがぐっと安心になります。
「危険食材リスト」とセットで覚えておくと便利です。
次回は「犬におすすめの野菜ベスト10」をご紹介予定です。ぜひチェックしてみてくださいね。