「犬のごはんを手作りしてみたいけど、何から始めればいいの?」
そう思ったことはありませんか?私の場合、病気の先代犬のために手作りにしなければならない、とある日突然言われて、一体何を使ってどう作ればいいのかさっぱりわからず、慌てました。(詳しくは「犬の手作りごはんの始まり① – 腸リンパ管拡張症」をご覧ください)
その後、ペット栄養管理士・ペットフーディストとして勉強しながら、二代目ノアのごはんに取り入れている今までの経験から、今日は 初心者さんが安心して始められるステップ を紹介します。
ステップ1:まずは“トッピング”から始めてみよう
いきなり「全部手作り」にするとハードルが高くて続かなくなりがちです。
👉 ドライフードに野菜やお肉をちょこっとトッピングしてみる。
これなら栄養バランスはフードに任せつつ、手作りの安心感や楽しさも味わえます。
- ゆでたささみを少し
- 茹でたブロッコリーや人参
- ゆで卵の白身をちょっと
ノアはおうちに来た時からふやかしたドライフードをあっという間に食べちゃう食いしん坊でしたが、生後半年くらいでなんとなくその勢いがなくなってきているのがうっすらわかりました。ちゃんと食べてくれますが、前ほどの盛り上がり感はないというか。。。半年過ぎたころから徐々に手作りを始めようと思っていたので、最初は細かく刻んだミニトマトとゆで卵を少し乗っけてあげるところからスタートしましたが、そのトッピングをしたごはんを見ただけで目がキラキラーンと輝いていました✨とっても喜んで食べてくれてすごく嬉しかったです。

ステップ2:少しずつ「一食まるごと手作り」に挑戦
トッピングに慣れてきたら、1日のうち1食だけを手作りにしてみましょう。
ポイントは シンプルに・加熱して・安全な食材で。
基本の構成:
- 主食(ごはんやじゃがいもなど炭水化物)
- たんぱく質(鶏肉・魚など)
- 野菜(にんじん、かぼちゃ、キャベツなど)
基本は肉か魚:野菜:炭水化物の割合は1:1~3:1です。お野菜は少し多めでも火を通すので最終的に良いバランスになるなぁと作っている感じでは思っています。私はお野菜は5種類以上入れるようにしています。

ステップ3:栄養バランスは“1週間単位”でOK
「1食ごとに完璧にしなきゃ!」と思うと大変です。
人間だって毎日・毎食バランスが取れた食事で栄養が完璧ではないですよね。1週間単位と書きましたが、毎日作るわけではないので、作り置きをしてしまう場合もあります。そういう場合でも次作る時には野菜・お肉の種類を変えたり同じものが続かないように作っています。
👉 「色々な食材をまんべんなく使う」ことを意識すれば十分。

ステップ4:NG食材を覚えて避ける
ネギ類・チョコレート・ぶどうなど、犬に危険な食材もあります。
これは必ず覚えておきたいポイントです。
👉 詳しくはこちら「犬に絶対NG!危険食材リスト」を参考にしてください。

ステップ5:愛犬の体調チェックを忘れずに
新しい食材を試すときは少量から。
- うんちの様子
- 皮膚や毛並み
- 食欲
- 体重
上記のような愛犬の様子を観察して、合わないと感じたらすぐにやめましょう。私も最初は自分の作ったごはんで体調が悪くなったらどうしよう、と心配なものでしたが、毎日わんこの様子を見ているとちょうどいい量などがわかってくるんです。わんこの調子に合わせていろいろ組み合わせを変えられるのも手作りごはんの良いところかと思います。

まとめ
犬の手作りごはんは「全部手作り」じゃなくても大丈夫。
まずは フード+トッピング から始めて、慣れてきたら少しずつ広げていくのが安心です。私は朝ご飯はカリカリに野菜のトッピング、夜は手作りごはんにしています。災害などがあった時のためにもカリカリも食べられる子に育って欲しかったですし、手作りごはんから摂れない栄養素も補えるので今もそのようにしています。
大切なのは「無理せず、愛犬と楽しみながら続けること」。
次回は初心者さんにも取り入れやすい「簡単レシピ例」も紹介していきます。
