「手作りごはんにしてみたいけど、なんだか大丈夫か心配…」と思っていらっしゃいませんか?私も最初は同じでした。手作りごはんを教えている方の講習を受けたり、ペット栄養管理士やペットフーディストの勉強をしながら、少しずつ「こうすれば安心なんだ!」と学んできました。今回は、犬の手作りごはんのメリット・デメリットを整理しながら、安心して取り入れるためのコツをお話しします。
犬の手作りごはんって危険なの?よくある心配ごと
栄養バランスが偏ってしまうかも
人間目線で「これ体によさそう!」と選んでも、犬に必要な栄養はちょっと違います。
特にカルシウムやビタミンは不足しやすいので要注意。

食中毒や寄生虫の心配
生肉や生魚をそのまま与えると、菌や寄生虫のリスクが。
「加熱」が基本だと思っておくと安心です。

NG食材をうっかり与えてしまう
ネギ類、チョコレート、ブドウなど、犬には絶対ダメな食材もあります。
👉 詳しくは「犬に絶対NG!危険食材リスト」を見てみてください。

犬の手作りごはんのいいところ
安心できる食材を選べる
「何が入っているんだろう?」と不安にならず、自分で材料を決められるのは手作りならでは。ドッグフードによっては粗悪な材料を使っているものもあると聞きますし、新鮮な安心できる食材を飼い主さんが選べる、という安心感が得られます。

愛犬に合わせたごはんが作れる
アレルギーや好み、年齢に合わせて調整できるのが大きな魅力です。私が手作りごはんを始めた理由も先代犬、ティムの病気に合わせたごはんを作るためでした。ドッグフードも年齢や犬種の別で選べたりもしますが、愛犬だけに合わせたごはんを作れる、というのは手作りですよね。

水分補給にもなる
ドライフードよりも水分が多いので、特に腎臓や泌尿器のケアに役立つことも。わんこはお水飲んで、と言っても飲んでくれないこともありますし、ごはんで水分が取れるのは手作りごはんの大きなメリットだと思っています。

市販フードと手作り、どっちがいいの?
- 市販フードは栄養バランスが計算されていて手軽。
- 手作りごはんは材料を選べる自由さが魅力。
無理にどちらかを選ばなくても大丈夫。
「フード+トッピング」でいいとこどり、という始め方もおすすめです。

手作りごはんを安心して続けるコツ
栄養は“1食ごと”ではなく“1週間単位”で考える
1食で完璧を目指すと大変。1週間を通してバランスが取れればOKです。人間も毎食ばっちりバランスが取れたごはんを食べている人はなかなかいないと思います。「昨日お肉をたくさん食べたから今日はお野菜多めにしようかな~」とか自然に考えてバランスを取っている人が多いのではないでしょうか。犬も1週間のごはんでいろんなものを摂取していく感じで考えていければ大丈夫です。

基本は加熱調理
「生はちょっと危険」と覚えておくと安心。

NG食材を覚える
ネギ類・チョコ・ブドウなどは絶対避けましょう。
👉 詳しくは「危険食材リスト」へ。【保存版】犬に絶対NG!手作りごはんの危険食材リスト

少しずつ試す
「今日は野菜をちょっとだけ」くらいから始めて、体調やうんちの様子を見ながら調整していきましょう。

まとめ
犬の手作りごはんにはリスクもありますが、正しく知って工夫すればメリットもいっぱい。先代犬ティムは途中でカリカリに飽きてカリカリジプシーになったこともあったのですが、2代目犬ノアは生後6か月から手作りを取り入れているので今のところごはんに飽きて食べない、ということがありません。
「全部手作り!」と気負わなくても、フードにトッピングから始めても立派な一歩です。
大切なのは「愛犬の体調をよく観察しながら、無理せず楽しむこと」。ノアは初めてトッピングをした時、それだけで見たことないくらいの笑顔で喜んで食べてくれました。そのうれしいお顔でわんこのパパ・ママさんには愛犬の喜びがすごく伝わると思います!
👉 次回は「犬の手作りごはんを始めるステップ」を紹介していきますね。